フクロモモンガはどんな動物なの?
フクロモモンガの特徴をサクッと勉強しましょう!
フクロモモンガは空を飛ぶのか?
フクロモモンガは空を飛べるのでしょうか?
フクロモモンガの移動手段として、最大のものは「滑空」になります。ムササビなどの滑空している姿をテレビなどで見たことがある方もいるでしょう。フクロモモンガも、ムササビと同じように滑空をを繰り返しながら、移動をしています。
調査によると、フクロモモンガは木から木へ、その飛距離は何と50mを超えることもあるのです。樹木の上部から飛び出し、すぐに四肢を伸ばして身体の飛膜を広げます。その状態で急降下する時の風を受けて滑空をします。広げた飛膜に浮力を受けることで滑空が可能になるわけです。そして、着地地点に近づくと身体を縦に立てて空気抵抗を受けることで着陸しているのです。
フクロモモンガの夜間の行動を可能にしているのは何か?
フクロモモンガは、夜行性の動物です。その為、闇夜の中でもモノを見ることができます。また、動体視力も優れています。そして、聴覚も発達していて、微かな物音でも察知することが可能です。
その他、嗅覚がとても優れています。フクロモモンガが仲間を認識したり、食べ物を探したり、他の群れや天敵が近づいたことを知ったりするのに、ニオイで判断します。闇夜の中でも生きていく為の情報をニオイから受け取っているのです。
フクロモモンガが仲間を認識する方法は?
フクロモモンガは嗅覚が発達していることで、群れの仲間である印は、ニオイです。
フクロモモンガは、額や胸に臭腺をもっていて、群れの中の優位なオスが群れのメンバーに自分のニオイをつけてしまいます。同様に、餌場や縄張りにもニオイをつけて、他の群れのフクロモモンガが近づくのを防いでいるのです。
フクロモモンガにとってグルーミングは何を意味するのか?
野生のフクロモモンガは、よくグルーミングをしています。グルーミングには、自分の身体を清潔に保つ意味と、仲間同士の絆を深める意味があります。
飼い主であれば、グルーミングはフクロモモンガとの信頼や絆を深めることができますし、毛並みや体調、皮膚の状態の確認もできます。もし、身体の一箇所だけを繰り返しグルーミングしているようであれば、自傷行為の可能性や皮膚病の可能性を疑うことができるのです。
フクロモモンガの威嚇のポーズを覚えておこう
フクロモモンガは、まだ慣れていない時や機嫌の悪い時に、大きな声で「ジコジコ・・・」と鳴きながら、後ろ足で立ち上がり、前足を広げるように上げるポーズをとることがあります。
実はこれ、フクロモモンガの威嚇のポーズなのです。また、警戒のポーズなのです。
この姿があまりにもかわいすぎて、必要以上にかまったり、写真を撮ったりしていると、フクロモモンガに嫌われてしまうかも知れませんよ。
フクロモモンガのバリエーション豊かな鳴き声を覚えよう
フクロモモンガは、本当に多くの鳴き声を使い分けて、仲間とのコミュニケーションを取っています。よくよく注意して観察していると、鳴き声のパターンが分かってきます。
仲間や飼い主を呼ぶ時の「アンアン」という声。嫌なことや機嫌が悪いことを示す「チッ」という舌打ちのような声。この鳴き声の種類が分かれば、フクロモモンガとの仲がもっと深まるかも知れませんね。