ペットのフクロモモンガにグルーミングは必要なのか?

世話編

グルーミングとは?

 グルーミングとは、毛繕い(けづくろい)を意味します。フリー百科事典のウィキペディアには次のように説明されています。

 グルーミング(英: grooming)または毛繕い(けづくろい)とは、動物が体の衛生や機能維持などを目的として行う行動である。・・・

 引用:wikipedia

 グルーミングとは、動物が自分自身で毛繕いすることも、動物同士や飼い主である人間が毛繕いすることも含まれます。

 以前までは、グルーミングと言えば、狭い範囲での「毛繕い」のことを指し示す言葉でしたが、現在では飼い主がペットに対して行うシャンプーやブラッシング、耳掃除、爪切り、肛門腺しぼり、毛玉取り、足回りの毛のカットなど、ケア全般を広く意味するようになっています。

フクロモモンガにグルーミングは必要なのか?

 それでは、ペットとして飼われているフクロモモンガにグルーミングをする必要があるのでしょうか?

 結論としては、フクロモモンガに対して、フクロモモンガ自身が自分で行う場合を除いて、グルーミングは必要ないということです。

 理由としては、フクロモモンガは皮膚が弱く、簡単に皮膚疾患になりやすいということが挙げられます。犬のように定期的にシャンプーをしてしまうと、身体の脂が簡単に取れてしまい、皮膚が荒れてしまいやすいということと、濡れた毛が乾きづらく身体が不衛生になりやすいということがその理由です。

 皮膚疾患があり、獣医師の指導がある場合を除いて、シャンプーをする必要はありません。ブラッシングも必要ありません。ちょっとした程度の汚れであれば、フクロモモンガは自分自身でグルーミングをしてきれいにしてしまいます。

 それでも汚れが気になる場合は、固く絞ったやわらかいタオルで身体を拭く程度にすることです。必要以上に拭いてしまうと皮膚にダメージを与えてしまうので注意が必要です。もちろん、耳掃除や肛門腺しぼりなども費用です。

 グルーミングで必要があるものは、爪切りのみです。それ以外は、逆効果なので控えるようにしましょう。

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