動物愛護法とは?
動物愛護法と呼ばれる動物の愛護、管理に関する法律があります。この動物愛護法では基本原則として、命ある動物に対して、みだりに命を奪ったり、傷つけたり、苦しめたりすることを固く禁止しています。
また、人間と動物が共生できる社会を実現し、その動物の習性を理解して適正に扱うことが規定されています。
動物愛護法の中でも、飼い主の責任について規定されている内容を確認しておきましょう。
動物愛護法の飼い主の責任についての抜粋
動物愛護法の中には、飼い主の責任について、その基準が明確に規定されています。
ペットとしての動物は、我が家にお迎えして終わりということはありません。ペットの幸せを願い、適切に飼育することが求められているのです。
以下、動物愛護法の飼い主の責任についての抜粋を確認しましょう。
- 飼い主としての責任を充分に自覚して、その動物を種類や習性などに応じて適正に飼育することにより、動物の健康と安全を守るよう努力すること。
- 動物が、人の生命や身体、財産に害を加えたり、人に迷惑を及ぼすことのないように努めること。
- その動物が原因となる感染症について正しい知識を持ち、予防の為に必要な注意を払うように努めること。
- 動物の種類や発育状況に応じた食事と水を与えること。
- 健康管理に努め、病気や怪我を防ぐこと。
- 病気や怪我をしたら獣医師の適切な処置を受けること。
- 生態や習性、生理を考慮した施設で飼うこと。
- 適切な日当たり、風通し、温度、湿度の場所で、衛生状態に配慮して飼うこと。
- 適切な環境が確保でき、終生飼育ができる範囲の頭数を飼うこと。
- 適切に飼ったり里子に出したりできないなら繁殖制限をすること。
- 人と動物の共通感染症の正しい知識をもち、感染防止に努めること。
- 脱走しないように飼い、万が一脱走したらすみやかに探すこと。