フクロモモンガを我が家に迎え入れた時にやる2つのこととは?

世話編

フクロモモンガと仲良くなる為に

 フクロモモンガは社会性の強い動物であり、仲間との生活を大切にします。飼い主がフクロモモンガに優しく丁寧に接していくことで、人とも仲良くなれる動物です。

 どのような飼い主さんもフクロモモンガを我が家に迎え入れた時に、必ず通る2つのポイントがあります。それは、我が家という新しい環境に慣らすことと、我が家の餌に切り替えることです。まずは、この2つのポイントを押さえておくことで、その後のフクロモモンガとの絆を深めていくことにつながっていきます。フクロモモンガをスムーズに我が家に迎え入れて、上手に仲良くなる為に理解しておきましょう。

フクロモモンガを我が家という新しい環境に上手に慣らしていこう

 フクロモモンガを我が家に迎え入れた時、飼い主ならば誰しもがワクワクしていることでしょう。ようやく待ちに待ったフクロモモンガが我が家にやってきたのです。この気持ちは充分に理解できます。

 ところが、フクロモモンガの方はどうでしょうか?飼い主の方の期待に溢れ、ワクワクした気持ちとは反対のドキドキした不安な気持ちに溢れていることでしょう。

 フクロモモンガを迎え入れた時、飼い主が最初にやるべきことは我が家という新しい環境にいち早く慣れてもらい、安心・安全に生活できるようになってもらうことです。決して一緒に遊んであげることではないのです。新しい環境に慣れる前に遊んであげても、当のフクロモモンガは不安な気持ちと疲労感に溢れてしまうでしょう。

 フクロモモンガを我が家という新しい環境に慣れるまで、特に最初の数日~1週間程度は必要な食事と飲み水を与え、汚れがひどい箇所だけを掃除する程度に済ませることを心掛けます。また、簡単に食欲や排泄物を確認し、見た目で分かるくらいの身体の状態や動きを確認するだけにして、あとは構わないでそっとしてあげるのがいいと思います。もちろん、何かしらの異常があった場合には、動物病院に連れて行くなどの処置は必要です。

 そっとしておいてあげると言っても、飼い主が姿が見えないような部屋の隅に置いたり、ケージカバーをかけて薄暗くしておくのではなく、今後、フクロモモンガを置く予定の場所にセットして、飼い主は普段通りの生活をしていきます。人のニオイ、しゃべり声や足音などの生活音に慣れさせましょう。最初はニオイや音にビクビクすることもあると思いますが、次第にフクロモモンガが抱く恐怖感が薄れていきます。

 飼い主の多くがやってしまいがちな行動に、フクロモモンガのことを考えてケージにカバーを掛けてしまうことがあげられます。人間の心理として、慣れない場所に来て落ち着かないだろうからと、視線を遮るようにカバーを掛けてしまいがちです。

 ところが、不安な気持ちを抱いているフクロモモンガの心理としては、不安だからこそニオイや音の正体をつかもうとするはずです。その自然な行動を遮ってしまうと、フクロモモンガはニオイや音の正体を知ることができずに、ますます不安感に襲われるでしょう。

 だからこそ、フクロモモンガに、これから家族となる飼い主のことや自分が生活する空間のことを見せてあげるべきだと考えます。もちろん、飼い主が意識し過ぎて必要以上にニオイを嗅がせたり、騒いだりすることがないようにします。

フクロモモンガの餌を切り替えて慣れさせよう

 フクロモモンガは偏食が激しく、好き嫌いもはっきりしていることが多いようです。我が家に来たからと言って、すぐにを切り替えるのは避けた方がいいと思います。そこで、我が家に迎える前の餌の内容や好き嫌いをしっかりと把握しておきます。餌の内容を急に切り替えるのではなく、やはり徐々に切り替えていくのが正しいのです。

 突然、極端に食事の内容を切り替えてしまうと、食欲が無くなったり、お腹を壊してしまうフクロモモンガもいるほどです。我が家に迎え入れた最初の頃は、しばらく以前と同じような餌の内容にして、徐々に切り替えていきましょう。

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