フクロモモンガと旅行の外泊問題・・・
フクロモモンガの飼い主にとって、この旅行に関する問題は頭を悩ませることのひとつだと思います。もちろん、フクロモモンガだけの問題ではなく、犬や猫をはじめとするペットの飼い主さんたちは大変ですよね。今ではペットの同伴を可能とするホテルや旅館も増えて、犬や猫の飼い主さんならちょっと安心という感じです。
でも、フクロモモンガだとちょっと別の問題かな?と気が引ける飼い主さんも多いのではないでしょうか?犬や猫よりは身体は小さいけど、エキゾチック・アニマルだし、ペットとしての認知度もまだまだ低いし、臭いもちょっと気になるし・・・。
自家用車で近場までドライブ程度なら問題なさそうですが、ちょっと遠出で飛行機に乗るのはどうなのかな?と心配されている飼い主さんの為に、ブログ管理人のフクモモ・ネットワークでフクロモモンガと一緒に旅行に出掛けた経験のある飼い主さんからお話を伺うことができました。ぜひ、参考にしてみてください。
フクロモモンガと旅行に一緒に出掛ける?旅行中は留守番させる?それとも、ペットホテルに預ける?
旅行に出掛ける時、フクロモモンガをどうするのか?飼い主の選択肢は、この3つなるでしょう。①一緒に連れて行く。②自宅で留守番をさせる。③ペットホテルに預ける。
①の「一緒に連れて行く」は、飼い主にとっては安心ですが、宿泊や観光など旅行先での制限がいろいろありますし、②の「自宅で留守番させる」は、旅行先でのフットワークは軽いですが、自宅の狭いケージの中に4~5日も閉じ込めておくのはかわいそうな気がしますし、③の「ペットホテルに預ける」は、そもそも近所にフクロモモンガを受け入れてくれるペットホテルが無い!ということで、どれも問題がありそうな感じがします。
「大変そうだから、旅行は中止にしよう!」・・・なんて思わないで大丈夫です!旅行をあきらめないでくださいね!フクロモモンガの飼い主さんの中では、上手に工夫をして旅行を楽しんでいる人はたくさんいますよ!
フクロモモンガとの旅行経験者さんが口を揃えてアドバイスをしてくれる内容は、①の「一緒に連れて行ってあげて!」ということなんです!
どうしても連れて行ってあげられない事情がある時は仕方がないですが、一緒に連れて行くべき理由は、「フクロモモンガがストレスを抱えてしまうから」ということなんです。
②の自宅で留守番の場合は、しばらくの間は狭いケージに閉じ込められることと、何より飼い主さんが近くにいなくて寂しさを感じること。これは、フクロモモンガにとって相当のストレスなんですね!
③のペットホテルに預ける場合は、数少ないフクロモモンガの受け入れが可能なペットホテルを見つけられたとしても、ここでは世話自体は受けられますが、見ず知らずの場所に預けられた上に、結局ここでもほとんどの時間を狭いケージの中に閉じ込められている状態というのは想像できますよね。
これらを考えた時、ベストの選択はやはり①の一緒に連れて行くということです。やはりフクロモモンガは家族の一員ですし、一緒に旅行をして思い出を作るというのはお互いに幸せなのではないでしょうか。
では、どのようにして一緒に旅行に連れて行けるのかを紹介したいと思います。
フクロモモンガは新幹線や電車での移動が可能!
公共交通機関の新幹線や電車に持ち込めるペットには制限があります。JRに確認したところ、フクロモモンガは小動物にあたるので、「手回り料金」を支払えば車内に持ち込むことが可能だということです。ただし、ケージなどの全身が収まるものに入れることが条件です。
隣の指定席を買って、座席の上に置く行為は禁止されています。というのも、JRの規定で指定席を購入できるのは人間のみとなっているからです。ですので、車内では自分の足元などに置くことになりますので、犬猫用などのSサイズ程度のキャリーケースがあると便利です。
フクロモモンガは移動中の「揺れ」を嫌いますので、ポーチや巣箱をキャリーケースの中に固定して入れてあげると落ち着くようです。
また、移動中はおやつを準備しておくと便利です。すぐに取り出せてあげられ、水分もあり、フクロモモンガの好物であるフルーツはおすすめです!特に、ぶどうはハンドリングに格好の一品です。
ANAやJALならフクロモモンガを飛行機で移動が可能!
例えば、関東から北海道や沖縄に旅行するなら飛行機での移動が一般的かと思います。国内大手のANAやJALではペットとのおでかけサービスがあり、犬や猫と同様に飛行機に預けることが可能なんです。もちろん、移動用の丈夫なケージが必要ですが、その中に入れれば一緒に飛行機で移動することができるんです!しかも、事前予約は不要で、当日カウンターで手続きをすればOKということです。
★ANA、JALなら搭乗OK!
★事前予約不要で、当日のカウンター手続きのみ!
★費用は、1件片道5,000円程度! ※取材当時の東京-沖縄間の費用です。
★キャリーケースは犬猫用のプラスチック製の丈夫なケージで!
★ケージの網目が大きい場合は、逃走防止の為、細かい網目のネットでリメイクして!
★飛行中の振動を吸収できるように、床にはクッション性のいい素材を多めに敷いて!
★ケージの中には、隠れることができる巣箱かポーチを固定させて!
ここまで準備できれば航空会社のチェックも問題ありません。空港では、このケージを入れる木箱も貸し出してくれます。到着後は、手荷物受取所のカウンターで受け取ります。
フライト中は、振動やら騒音やらで多少ビックリはするようですが、ケージの中に巣箱やポーチを入れておけばその中に隠れていますよ。
宿泊ならコテージタイプがおすすめ!おりたたみの蚊帳が便利!
ホテルや旅館ですと、ペットの受け入れに制限を設けているところが多いので、フクロモモンガと一緒の宿泊先としておすすめなのは、コテージタイプ。一軒家タイプで、周囲の音や振動も影響も受けにくいですし、ケージから出して部屋んぽも楽しめます。
そして、旅行先にあると便利なのは、おりたたみタイプの蚊帳。部屋の天井や柱から吊り下げるのは難しいところもあるので、テントタイプがおすすめ!これだと部屋の一角に広げて設置できますし、その中に移動で使用したケージと巣箱があれば、簡易的な飼育セットに早変わりです!
ぜひ旅先でいろいろと思い出を作ってあげましょう!