フクロモモンガのおトイレ事情とは?

世話編

フクロモモンガはトイレトレーニングはできるの?

 フクロモモンガの飼い主さんなら、このトイレのしつけができるのか?それとも、できないのか?とっても興味がありますよね?犬や猫なら、ある程度しっかりとしつけをすることができることは分かりますが、フクロモモンガとなると、一体・・・??

 その答えは・・・フクロモモンガは、トイレのしつけができない!というのが大半の意見です。でも、その通りとは限らないんです!もちろん、個体差はありますが、ある程度のコントロールをしている飼い主さんはたくさんいるんですよ!

 それでは、フクロモモンガのトイレのしつけの問題を、飼い主さんはどうやってコントロールしているのか?このおトイレ事情を調べてみました。

フクロモモンガの排泄について、総排泄孔という器官を知ろう!

 フクロモモンガは、排泄専用の器官がありません。知っていましたか?それでは、どのようにして排泄をするのでしょうか?

 フクロモモンガは足と足の間の尻尾の付け根あたりに、「総排泄孔」という器官をもっている動物なんです。この総排泄孔は、赤ちゃんの出産や、糞や尿の排泄に使われる孔(あな)のことで、ひとつの穴でこれらをすべてこなす身体の構造をしているんです。体内の構造はそれぞれの機能を持つ器官がありますが、孔だけ共有しているということになります。まず、飼い始めて慣れた頃にはこの孔を位置を確かめて置くと、排泄のコントロールをしやすいかと思います。

フクロモモンガの糞と尿について、その頻度は?

糞(フン)の特徴やうんちの色について

 まず、糞はどこにでもしてしまいます。といっても、フクロモモンガも自分のベッドにはしません。このねぐら以外ならどこにでもしてしまいます。フクロモモンガの糞は特徴的な形をしていて、細長い米粒程度の大きさで、一般的な小動物の糞と同様に黒色黒茶色です。ベトベトしているものではないので、ティッシュでサッとつまみあげるような感じになります。臭いは思ったほど臭くありません。もちろん餌の種類によりますが、雑食性の為、鼻を近づけると少し臭いがする程度です。

 糞にはマーキングの意味は無いようで、フクロモモンガのしたいタイミングでするようです。決まった場所というのは無く、どちらかというと部屋で遊んでいる時に、高い位置から落ちてくることが多いような気がします。特に、カーテンの後ろとかをこまめに掃除する感じです。

 臭いが少ないという点と、ベトベトしていないという点は本当に助かります。掃除も簡単ですからね!ティッシュでつまみ取って、気になる方は衣類用の消臭剤をシュッと吹きかける程度で大丈夫です。

 また、ねぐら以外のケージの中でも糞をするので、新聞紙など簡単に捨てられるものを床に敷いておくと便利ですよ!

マーキングと排泄の尿(おしっこ)について

 フクロモモンガの尿には2種類の意味があります。ひとつは単純に排泄、もうひとつはマーキングです。排泄の場合はある程度まとまった量を一度にします。特に、寝起きの時の量がいちばん多いですが、頻度としては1日5回~8回くらいはしていると思います。これは人間と同じですね。マーキングの場合は少量を出しながら移動していきます。

 排泄の尿は、ある程度決まった場所にすることが多いと思います。寝起きならケージの床にしますし、ケージの外ならソファーの上など決まったものが多いようです。もちろん、個体差によります。ただし、寝起きの場合は起きてからそれほど時間が経たないうちに排泄しますので、しばらくはケージの中に置いておくことで、ケージの床にしてくれることがほとんどです。ケージの床材とおすすめなのは、新聞紙と猫用の猫砂です。新聞紙は簡単に取り換えられますし、猫砂は臭いを吸収してくれるので、上手に活用しましょう。

マーキングの尿は、総排泄孔をこすりつけながら歩くので、観察していると比較的分かるようになってきます。特に、新しい布製品にマーキングすることが多いので、新しい洋服やクッション類には注意しましょう!それなりに自分の臭いがついているものにはマーキングしないので、フクロモモンガと遊ぶ時はニオイ慣れした洋服を着るなど、コントロールしていくことは可能だと思います。

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