フクロモモンガが脱走したら・・・

世話編

フクロモモンガを脱走させないのは飼い主の責任

 フクロモモンガは、日本の自然には存在しない動物です。脱走して逃げ出して、仮に自然界で生き延びられた場合、フクロモモンガは日本の生態系を脅かしてしまう存在にもなりかねません。

 フクロモモンガをしっかりと管理し、脱走などさせないことは飼い主の責任です。「うっかり」とか、「ちょっと目を離した隙に・・・」とか、そのような言い訳は通用しません。フクロモモンガという外来生物を飼育する責任を理解しましょう。フクロモモンガを飼育している以上、脱走させないよう、飼い主の責任をしっかりと全うしましょう。

フクロモモンガが脱走したら、まずは部屋の中を確認する

 フクロモモンガの姿が見えなくなると、ほとんどの飼い主さんは慌ててしまいます。更に、換気の為に窓でも開けていたら、その心配は倍増してしまいますね。

 フクロモモンガの姿が見えなくなったら、まずは部屋の中を隈なく探しましょう。多くの飼い主さんに話を聞くと、意外と部屋の中にいたということがあります。かくれんぼの得意なフクロモモンガですので、家具やエアコンの隙間や、カーテンレールの上など、ちょっとした物陰に隠れていることがあります。脱走だと早合点せずに、落ち着いて部屋の中を確認しましょう。

 まずは、大好物のおやつを用意し、ニオイでフクロモモンガを誘き寄せます。また、部屋の電気を消して耳を澄ませると、フクロモモンガがコソコソと動いている音がするものです。

 部屋の真ん中などにおやつを置き、フクロモモンガが近寄って来るのをジッと待ってみます。この方法はベタですが、有効です。

フクロモモンガが家の外に飛び出してしまったら?

 フクロモモンガは、わずかな隙間を通り抜けてしまうことがあります。部屋の中を探しても見つからない場合、いよいよ外に出てしまったことを疑います。

 フクロモモンガが家の外に飛び出してしまったら、まずは家の周囲を探します。この時に、捕虫網などがあると便利です。フクロモモンガが脱走した直後なら、そう遠くには行っていないはずです。急いで周囲を探しながら、近隣の家に声を掛けておきます

 木の上を中心に、庭の植え込みや花壇などを探しましょう。それと同時に、交番、警察署、保健所、動物保護センター、動物病院、ペットショップ、動物園など、連絡が入りそうな施設に連絡をしておきます。

 警察署には遺失届脱走届を出しておきます。チラシやポスターも有効です。現在では、ツイッターやフェイスブックなどのSNSも活用しましょう。

まずはフクロモモンガの脱走を防ぐ為の習慣が大切

 フクロモモンガを脱走させない為に、ケージの外に放す時には、必ず窓とドアの戸締りをチェックする習慣をつけることが大事です。また、ケージに入れる時には、脱走を防止する為に必ずナスカンなどでドアにカギをかけるルールを作ります。

 このように簡単にできることでフクロモモンガの脱走を防ぐことができます。面倒くさいと思わずに、必ずチェックを行うようにしましょう。

 フクロモモンガの場合、ものごとの認識をニオイに頼ります。普段から大好物のおやつをタッパーに入れて、よく振って音を立ててからフクロモモンガに与えることを繰り返すと、その音を覚えてくれます。脱走した時など、いざという時にその音を鳴らしてフクロモモンガをおびき寄せることが可能になります。この一連の動作をフクロモモンガに記憶させておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました